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牛原虚彦作品目録(~大正15年/1926年)

大正9年(1920年)/松竹蒲田撮影所

「温泉の一夜」

監督 賀古残夢
脚本 牛原虚彦
出演 五味国太郎、池田華栄、静香八千代、鈴木歌子



「悪魔の崖」

監督 賀古残夢
脚本 牛原虚彦
出演 三村千代子 岩田祐吉、勝見庸太郎、鈴木歌子



「黒き潮」

監督 賀古残夢
脚本 牛原虚彦
出演 五味国太郎、大山武、三村千代子、花川環



「死の仮面」

監督 賀古残夢
脚本 牛原虚彦
出演 月岡一樹、鈴木歌子、勝見庸太郎、静香八千代



「渦巻く潮」

監督 賀古残夢
脚本 牛原虚彦
出演 五味国太郎、勝見庸太郎、三村千代子、静香八千代


(以上作品の封切は大正10年)



大正10年(1921年)/松竹キネマ研究所第一回作品

「路上の霊魂」

総監督 小山内薫
監督 村田実
脚本 牛原虚彦
撮影 水谷文次郎・小田浜太郎
出演 小山内薫、東郷是也(鈴木伝明)、沢村春子、蔦村繁(蔦見丈夫)、南光明、英百合子、東栄子、伊達竜子、茂原熊彦(牛原虚彦)、村田実、岡田宗太郎


(4月8日 赤坂第一松竹館 8巻)



大正10年(1921年)/松竹キネマ研究所第二回作品

「山暮るる」 (牛原虚彦第一回監督作品)

監督 牛原虚彦
脚本 北村小松
撮影 小田浜太郎
出演 南光明、山田とし、根津新、磯野秋雄、沢村春子、春野恵美奈、東栄子、東屋三郎、岡田宗太郎

(7月1日 赤坂第一松竹館 6巻)



大正10年(1921年)/ 松竹蒲田撮影所

「断崖」

監督 牛原虚彦
原作 徳田秋声(朝日新聞連載)
撮影 野村 昊
出演 関根達発 諸口十九 五味国男 川田芳子 鈴木歌子

(9月1日 赤坂第一松竹館 6巻)



「呪いの金鉱」

監督 牛原虚彦
原作 中尾鶯夢
脚色 伊藤大輔
撮影 野村 昊
出演 諸口十九 五味国男 五月信子 三村千代子

(9月1日 麻布第二松竹館5巻)



「生存のために」

監督 牛原虚彦
原作 簡易保険局
脚色 牛原虚彦
撮影 野村 昊
出演 沢村春子 岡田宗太郎




「山へ帰る」

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 水谷丈二郎
出演 諸口十九 栗島すみ子 三村千代子 押本映二

(9月22日赤坂松竹館 5巻)



「剣舞の娘」

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 水谷丈二郎
出演 諸口十九 栗島すみ子 三村千代子 遠山緑 押本映二

(10月14日赤坂松竹館)



「狂へる剣技」(無字幕映画)

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 正邦宏 三村千代子 岡田宗太郎

(神田明治会館にて特別公開 5巻)



「母いずこ」

監督 牛原虚彦
脚色 伊藤大輔
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 花川環 五味国男 南光明 押本映二 岡田宗太郎 三村千代子

(1月10日 浅草松竹館・金春館 6巻)



「毀れた巣」

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 小田浜太郎
出演 諸口十九 正邦宏 三村千代子 南光明

(12月20日 浅草松竹館 6巻)



「二つの魂」

監督 牛原虚彦
原作 金子洋文
脚色 牛原虚彦
撮影 桑原 昴
出演 三村千代子 英百合子

(1月20日 麻布四の橋南座 3巻)



大正11年(1922年)

「廿世紀膝栗毛」

監督 脚本 牛原虚彦
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 沢村春子

(浅草松竹館 4巻)



「橘大隊長」

監督 脚本 牛原虚彦
撮影 桑原 昴
出演 東儀鉄笛 勝見庸太郎 岡本五郎 三村千代子

(3月1日 浅草大勝館 4巻)



「孝女よし子」

監督 脚本 牛原虚彦
撮影 桑原 昴
出演 鈴木歌子 三村千代子

(5月1日 浅草大勝館)



「若き人々」

監督 牛原虚彦
原作脚色 北村小松
撮影 小田浜太郎
出演 岡本五郎 勝見庸太郎 正邦宏 三村千代子

(7月21日 浅草松竹館 7巻)



「流れの涯」

監督 牛原虚彦
原作脚色 小田喬
撮影 野村 昊
出演 三村千代子 勝見庸太郎 久保田久雄 正邦宏

(7月28日 浅草大勝館5巻)



「想出の唄」

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 桑原 昴
出演 勝見庸太郎 正邦宏 河村黎吉 三村千代子 志賀靖郎

(8月1日 浅草松竹館 5巻)



「姉妹」

監督 原作脚本 牛原虚彦
撮影 桑原 昴
出演 英百合子 三村千代子 吉田豊作

(8月8日 浅草大勝館 4巻)



「新しき生へ」

監督 牛原虚彦
原作 井手詞六(朝日新聞懸賞当選作)
脚色 芦辺草人(小田喬)
撮影 野村 昊
出演 勝見庸太郎 関根達発 五月信子 三村千代子

(8月31日 浅草松竹館 6巻)



「生霊死霊」

監督脚本 牛原虚彦
撮影 碧川道夫
出演 岡本五郎 三村千代子 志賀靖郎 高山晃

(9月21日 浅草松竹館 5巻)



「傷める小鳥」

監督 牛原虚彦
原作脚色 伊藤大輔
撮影 碧川道夫
出演 伊藤淳兆 関根達発 三村千代子 花川環 児島三郎 三浦しげ子

(11月10日 浅草大勝館 6巻)



「噫無情」

監督 牛原虚彦
原作 ユーゴー
脚色 伊藤大輔
撮影 小田浜太郎
出演 井上正夫 栗島すみ子 正邦宏 吉田豊作 磯野秋雄 武田春郎 堀川浪之助

(大正12年4月1日 浅草松竹館 7巻)



大正12年(1923年)

「無花果」の撮影初日は9月1日。

以下「虚彦映画譜50年」より抜粋。

私が「無花果」の撮影初日のために出社したのは9月1日、小雨の朝だった。場面は監獄の女囚檻で、数画面とったばかりの11時59分、いきなりグラグラっと来た。瞬間、埋め立て地の蒲田の地面は、大きく裂け、私たちは立っていることもできなかった。目の前で煉瓦建のフィルム倉庫が、俳優部屋が、大音響とともに倒壊する。あっちもこっちも亀裂を生じた大地から泥水が噴出する。撮影所内はたちまちにして阿鼻叫喚。一番困ったのは、女囚檻の撮影だったため、女優全員が柿色の獄衣の扮装をしていたこと、俳優部屋が倒壊したため、女優達が着換えできなかったことである・・・・・。


「狼の群」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 野村芳亭
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 柳咲子 河村黎吉 三村千代子

(3月1日 浅草松竹館 6巻)



「温き涙」

監督 牛原虚彦
脚色 武田晃
撮影 茂原英雄 佐々木太郎
出演 武田春郎 三村千代子 岡田宗太郎 志賀靖郎

(5月1日 浅草大勝館 4巻)



「人性の愛」

監督 原作脚本 牛原虚彦
撮影 野村昊
出演 岩田祐吉 三村千代子 梅村蓉子 花川環 河村黎吉 岡本五郎

(6月1日 浅草松竹館 10巻)



「大東京の丑満時」

監督 牛原虚彦
脚色 石川白鳥
撮影 碧川道夫
出演 正邦宏 林千蔵 柳咲子

(6月15日 浅草松竹館)



「大地は怒る」

監督 牛原虚彦
原作 野村芳亭
脚色 武田晃
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 野寺正一 河村黎吉 川田芳子 奈良真養 米津信子

(10月10日大阪朝日座 7巻)



「南の漁村」

監督 牛原虚彦
脚色 小田喬
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 河村黎吉 柳咲子 野寺正一 武田春郎

(10月27日 大阪朝日座 6巻)



「夜の笑」

監督 牛原虚彦
脚色 武田晃
撮影 小田浜太郎
出演 勝見庸太郎 五月信子 堀川浪之助 東栄子

(11月29日 浅草松竹館 6巻)



大正13年(1924年)

「子供の世界」

監督 原作脚色 牛原虚彦
撮影 野村昊 碧川道夫
*1.ある少年の話 2.ある盗賊の話 3.ある少女の話 4.あるクリスマスの話
出演 (第一話)小川国松 野寺正一 三村千代子 (第二話)米津左喜子 武田春郎(第三話)高尾光子 志賀靖郎(第四話)英百合子 岡島艶子

(2月22日 浅草電気館 8巻)



「無果花」
(関東大震災で一時中止。蒲田復帰後完成)

監督 脚色 牛原虚彦
原作 中村吉蔵
撮影 野村昊 碧川道夫 酒井健三
出演 岩田祐吉 五月信子 高尾光子 久保田久雄

(4月11日 浅草電気館 8巻)




「感じの好い映画集」
(チューリップ、帽子、芋、星、闇、渚、猫の七編の短編集のうち)

「チューリップ」
監督 原作脚色 牛原虚彦
撮影 酒井健三
出演 高尾光子 久保田久雄

「星」
監督 原作脚色 牛原虚彦
撮影 酒井健三
出演 岩田祐吉

(4月13日 浅草電気館 全13巻)



「黒川博士」

監督 牛原虚彦
原作脚色 岩田祐吉
撮影 酒井健三
出演 岩田祐吉 林千蔵 英百合子 飯田蝶子 小林十九二

(5月11日 浅草電気館 全7巻)



「詩人と運動家」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 村岡義雄
撮影 酒井健三
出演 勝見庸太郎 岩田祐吉 新井淳 三村千代子

(7月1日 赤坂帝国館 8巻)



「二人の母」

監督 牛原虚彦
原作脚色 小田喬
撮影 酒井健三
出演 三村千代子 高山晃 二葉かほる 飯田蝶子 林千蔵

(8月1日 浅草電気館 6巻)



「坊やの復讐」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 城戸四郎
撮影 酒井健三
出演 児島三郎 飯田蝶子 新井淳 花村千恵松 小藤田正一

(9月2日 浅草電気館 4巻)



「牛は牛づれ」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 半田晴雄
撮影 酒井健三
出演 奈良真養 三村千代子 児島三郎

(9月11日 浅草電気館 6巻)



「鈴蘭」

監督 牛原虚彦
原作脚色 吉田武三
撮影 水谷丈二郎
出演 岡島艶子 秋田伸一 新井淳

(10月1日 浅草電気館 5巻)



「闇の五本松」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 落合浪雄
撮影 水谷丈二郎
出演 梅村蓉子 押本映二 東栄子

(10月16日 浅草電気館 5巻)



「漂泊の琵琶師」

監督 脚色 牛原虚彦
撮影 水谷丈二郎
出演 新井淳 三村千代子

(11月11日 浅草電気館 6巻)



「指輪」

監督 牛原虚彦
原作脚色 鈴木重吉
撮影 水谷丈二郎
出演 押本映二 岡田宗太郎 林千蔵

(12月5日 浅草電気館 6巻)



大正14年(1925年)
1月~3月、上海にわたり日支(日中)共同作品を計画、実現に至らず


「懐かしの蒲田」

監督 牛原虚彦
脚本 鈴木重吉
撮影 水谷丈二郎
出演 土屋四郎(詩朗) 英百合子
蒲田俳優陣総出演(大正14年正月顔見世作品)

(1月5日 浅草電気館 7巻)



「大地は微笑む」

監督 牛原虚彦
原作脚色 吉田百助
撮影 水谷丈二郎
* 朝日新聞懸賞当選作で日活、東亜と競作、全三篇、部分的に島津保次郎監督応援
出演 井上正夫 栗島すみ子 藤野秀夫 英百合子 岡田宗太郎 奈良真養 高山晃

(1/4月10日、2,3/4月17日 大阪朝日会館 20巻)



「恋の選手」

監督 牛原虚彦
原作脚色 村上徳三郎
撮影 水谷丈二郎
出演 鈴木伝明 東栄子 武田春郎 佐々木清野 吉田豊作

(6月20日 浅草電気館 7巻)



「恋の栄冠」

監督 原作脚色 牛原虚彦
撮影 水谷丈二郎
出演 鈴木伝明 武田春郎 英百合子 押本映二

(8月27日 歌舞伎座 6巻)



「象牙の塔」

監督 脚色 牛原虚彦
原作 美濃部長行
撮影 水谷丈二郎
*1.ある夏の夜の夢 2.失われた宝石 3.黒猫魔術団(オムニバス作品)
出演 1.鈴木伝明 英百合子 島田嘉七 2.岡田宗太郎 押本映二 林千蔵 3.高山晃

(9月18日 浅草電気館 10巻)



「豊情歌」

監督 牛原虚彦
原作脚色 小田喬
撮影 水谷丈二郎
出演 岩田祐吉 栗島すみ子 河村黎吉 島田嘉七 二葉かほる

(9月26日 歌舞伎座 8巻)



「潜水王」

監督 原作脚色 牛原虚彦
撮影 水谷丈二郎
出演 鈴木伝明 林千蔵 東栄子 岡田宗太郎 土屋四郎

(10月30日 浅草電気館 8巻)



「征服者」

監督 牛原虚彦
原作脚色 村上徳三郎
撮影 水谷丈二郎
出演 岩田祐吉 川田芳子 島田嘉七 糸川京子 小藤田正一 星光

(12月1日 浅草電気館 8巻)



「乃木将軍」

監督 脚色 牛原虚彦
撮影 水谷丈二郎
出演 岩田祐吉 押本映二 吉村秀也 日守新一 石山竜嗣 戸田弁流 若林広雄
*「西南役」、「日露戦争」、「晩年と殉死」の三部作

(12月31日 浅草電気館 10巻)




大正15年(1926年)
1月、渡米。チャップリン撮影所にて映画、演出研究、8月、帰国

「受難華」

監督 牛原虚彦
原作 菊池寛
脚色 小田喬
撮影 水谷丈二郎
出演 栗島すみ子 鈴木伝明 筑波雪子 松井千枝子 三田英児 島田嘉七 渡辺篤

(12月12日 浅草松竹館 18巻)









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プロフィール

牛原 陽彦(うしはら はるひこ)

Author:牛原 陽彦(うしはら はるひこ)
◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  

父 牛原陽一(うしはら よういち、Youichi USHIHARA)監督が亡くなって33年、祖父 牛原虚彦(うしはら きよひこ、Kiyohiko USHIHARA)監督が亡くなって25年、多くの情報があふれる中、2人について正しく伝える媒体が少ないのが現状です。

私、牛原陽彦が、祖父、父より引き継いだ資料、書物、当時の新聞などをベースに、2人の仕事、活動を正しく記録すべく、当ブログを開きました。膨大な資料から、作品、活動を振り返ります

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