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国立映画アーカイブ開館記念 「アリバイ」(日活 1963年)上映されます

牛原陽一監督作品「アリバイ」(日活 1963年)が、国立映画アーカイブで上映されます。

今回は、国立映画アーカイブ開館記念の企画のひとつで、映画美術監督 木村威夫氏の軌跡をたどる企画展に合わせた特集上映、木村氏の生誕100年を記念したもの。

劇場公開された長編作品だけでも240作品以上ある木村氏のフィルモグラフィの中から、当企画では、20作品を選りすぐり上映する。

「ツィゴイネルワイゼン」(シネマ・プラセット 1980年 144分 35mm カラー 鈴木清順監督)、「忍ぶ川」(俳優座=東宝 1972年 120分 35mm 白黒 熊井啓監督)など観たい作品がたくさんありますね!

「アリバイ」(日活 1963年 92分 35mm 白黒 牛原陽一監督)
1963(日活)(美)木村威夫 (監)牛原陽一 (脚)熊井啓 (撮)髙村倉太郎 (音)小杉太一郎
(出)二谷英明、宮口精二、小髙雄二、渡辺美佐子、郷鍈治、鈴木瑞穂、髙品格、庄司永建、松下達夫、下元勉、陶隆、大滝秀治(解)内藤武敏

上映日
・2018年11月10日 11時/長瀬記念ホールOZU
・2018年11月20日 19時/長瀬記念ホールOZU

http://www.nfaj.go.jp/exhibition/kimura201810/?fbclid=IwAR1E9psgSm5SIYXZgyABP3vn2mSCl5M0lgST3izUMWeUxRz6-dGp7v3KijA
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日活映画ポスター展開催中/川崎市民ミュージアムにて、2017年6月25日まで

神奈川県川崎市の川崎市民ミュージアムにて、現在、<日活映画ポスター展>が開催されています。
その数およそ80点。
広々とした展示場では、ゆっくりと1点ずつ観ることができます。

川崎市民ミュージアムblog用





同時に開催されている「かわさき日活劇場」では、以下の6作品が上映されます。
上映日程は残りわずか、4月15日(土)、16日(日)のみとなります。

『伊豆の踊子』:監督:西河克己/出演:吉永小百合、高橋英樹ほか/1963年/87分/カラー

『ギターを持った渡り鳥』:監督:斎藤武市/出演:小林旭、浅丘ルリ子ほか/1959年/78分/カラー

『銀座の恋の物語』:監督:藏原惟繕/出演:石原裕次郎、浅丘ルリ子ほか/1962年/93分/カラー

『嵐を呼ぶ男』:監督:井上梅次/出演:石原裕次郎、北原三枝ほか/1957年/100分/カラー

『紅の拳銃』:監督:牛原陽一/出演:赤木圭一郎、笹森礼子ほか/1961年/87分/カラー

『仲間たち』:監督:柳瀬観/出演:浜田光夫、松原智恵子ほか/1964年/93分/カラー

詳しくは川崎市民ミュージアムまで。
https://www.kawasaki-museum.jp/cinema/schedule/

「あの時代(とき)の刑事(デカ) 」

神保町シアターにて「あの時代(とき)の刑事(デカ) 」と題した特集上映が開催されます。
牛原陽一監督作品からは、「邪魔者は消せ」(1960年/日活/赤木圭一郎主演)が、上映されます。

昭和35年 (1960年)/日活/カラー/シネスコ/1時間23分

■監督:牛原陽一■脚本:熊井啓■撮影:姫田眞左久■音楽:小杉太一郎■美術:大鶴泰弘■出演:赤木圭一郎、清水まゆみ、葉山良二、金子信雄、渡辺美佐子、近藤宏

人気絶頂の中で夭折したスター・赤木圭一郎が麻薬Gメンに扮し、危険な潜入捜査に挑むアクションもの。一昨年上映し好評だった『アリバイ』の牛原監督・熊井脚本コンビが描く迫真の犯罪ドラマ。悪女役の渡辺の美しさにも注目したいと紹介されています。

上映スケジュールは下記のとおり。

2月4日(土)15:30
2月5日(日)11:00
2月6日(月)14:15
2月7日(火)19:15
2月8日(水)16:30
2月9日(木)14:15
2月10日(金)12:00

あの時代(とき)の刑事(デカ)神保町シアター特集上映

「アリバイ」(日活/1963)、12月に3回上映、ラピュタ阿佐ヶ谷にて

「アリバイ」、再び。

2016年1月に続き<東京映画地図>が10月16日(日)~12月17日(土)の間、ラピュタ阿佐ヶ谷で開催される。

キネマ旬報に連載された、宮崎祐治さんの人気コラム『東京映画地図』の単行本化を記念した特集上映で今回はその第二弾。
今回もとっておきの“東京映画”が39本も上映される。

12.4(日)~6(火)
13:00 アリバイ(1963年/牛原陽一)○東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品。
昨年秋の神保町シアター以来の上映。
見逃した方には、またとないチャンスです。
なお、現在までのところ、ソフト化されていません。

「アリバイ」
(日活 1963年 モノクロ/92分/シネマスコープ・サイズ/8巻/2518m)

監督:牛原陽一
脚本:熊井啓
撮影:高村倉太郎
音楽:小杉太一郎
美術:木村威夫
協力/警視庁
出演:二谷英明、宮口精二、渡辺美佐子、小高雄二、郷鍈治、鈴木瑞穂、高品格、下元勉ほか。

ロケ地:
【東京都】甲州街道/世田谷区(小住宅街)/立川市(立川基地附近)/渋谷区/新宿区/台東区(上野駅)/大田区(田園調布、羽田空港)/港区(赤坂)/千代田区(大手町)/江東区(深川)/多摩市(聖蹟桜ヶ丘)

【神奈川県】横浜市(横浜駅)

【滋賀県】琵琶湖/大津市(瀬田の唐橋)

【兵庫県】神戸市(三の宮・ガード下附近)

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/tokyo_eigachizu02/

「大都会 労働篇」(1929年/松竹蒲田)16 m/m版の発見と「NIPPON」

「大都会 労働篇」(1929年/松竹蒲田)

先日、神戸へ行く機会があり、神戸映画資料館の安井喜雄館長にお目にかかることができました。
実は、昨年夏ごろに神戸映画資料館の所蔵フィルムの中から牛原虚彦監督作品「大都会 労働篇」のフィルムが見つかったと聞いていたからです。

安井館長によれば「文化庁の助成金をもらって当方の保管フィルム約15000本 を調査していますが、その調査に参加している羽鳥隆英研究員(現・新潟大学)が最近見つけました」とのことでした。
「大都会 労働篇」は、1929年の松竹蒲田作品。他のほとんどの牛原作品同様「失われたフィルム」のひとつです。
安井館長によれば、「劣化が激しく上映できないポジフィルムです。動く映像としては誰も見ておりません。 題名が出ないので出演者情報から当方の羽鳥隆英研究員が同定しました。全篇 を引き出せないので頭だけを引き出して調べました」。
かつて「海浜の女王」(http://filmpres.org/project/adopt/aaf02/)が“映画の里親プロジェクト”(映画保存協会)のお世話になり、見事に復元されたことを思い出しました。しかし、話しは続きます。

「そのままでは映写機はもちろんのことプリンターにかからないので複製が不可能です。やるとしたら 1コマずつオプチカルプリンターでのコマ撮りです。費用がどのくらいかかるのか調べていませんが、私どもの資金力ではどうにもならない額になると思います。物体としてのフィルムそのものをご覧になりたい場合は神戸映画資料館に置いていますのでお見せはできます」。
覚悟はしていましたが、滅多に出てこない牛原作品は、たとえ出てきても、やはり越えなければいけない山がそびえたつのが常のようです。
いつか「物体としてのフィルムだけでも見ておかねば」と、それから9か月。今回ようやく、ご対面となりました。それが、この写真です。触れればその場で粉のようになってしまうパリパリに乾燥した状態。確かにこのままでは、どうにもなりません。
でも、ともかく「見る」ことができました。

安井館長、ありがとうございました。

さて、では復元にはどれほどの金額が必要なのか・・内容を確認できる状態に戻すまでに40-50万円、映像を本格的に復元する場合、さらに250万円強は掛かるというのがざっくりとしたラボからの見積もり。300万円強は必要とのことでした。
さて、クラウドファンドでも使って・・・とも(安易に)考えたのですが、実はこの「大都会 労働篇」には、ひとつの「なぞ」があります。
この「大都会 労働篇」は1929 年の作品ですが、この映画の一部がオムニバス映画「NIPPON」の製作のため一部抜粋され、使われ、当時パリとベルリンで公開され、それが今でも残っている、というではありませんか。
各方面の専門家の方に、お話しを聞きました。中でも映画保存協会の石原香絵さんからは、多くの情報をいただきました。そして岩本憲児先生からは、この「NIPPON」について記述がある本が出版されるというお話しも聞きました。
「日本映画の海外進出」(森話社/2015年12月/岩本憲児<編>)
日本映画が海外へどのような進出願望を持っていたのか、その歴史的な経緯と個別的な課題に目を向け、再検討する論考、国内外の研究者たちの成果をまとめたもので、このなかでドイツのハロルト・ザーロモン氏が「NIPPON」について、以下のように書かいてます。

(以下引用)
「1932年になると、数年前に輸入された松竹作品のうち3本が選ばれ、改編された。特に文化映画界と関係を持つカール・コッホの主導で行われた改編と共に、元駐日ドイツ大使の娘ラーギ・スルフのナレーション、そして在独の歌手・湯浅初枝の独唱が挿入され、「ニッポン 日本における人間の条件(Nippon:Menschenschicksale in Japan)」という題名の下に、発声映画の三部作として封切られた」
(引用終わり)

ここでいわれる3本とは、小石栄一監督作品「怪盗沙弥磨」(1928年)、星哲六監督作品「篝火」(1928年)そしてこの「大都会 労働篇」です。この3部作改編の少し前の動きとして、松竹は川喜多長政氏とともに映画のヨーロッパへの輸出の道を探り、ついにはベルリン支社を開くまでになっていたという背景がありました。
皮肉なことに牛原虚彦は1930年9月に松竹を退社、その直後にパリへ向かい、1932年いっぱいパリに滞在。はたして、この「NIPPON」をどう見ていたのかは、今や知る術はありません。

さて、この通称「NIPPON」は、では今は、どこにあるのでしょうか。ネットで調べると必ず出てくるハナシとして、シネマテーク・フランセーズが保存しているということ。もうひとつ、「NIPPON」を構成する映画3本のうち1本が、溝口健二監督作品「狂恋の女師匠」だというハナシ(今ではその誤解も解けているようですが)も散見されますが、これは長くなるので割愛します。
この ”神戸版16m/m”は、10数分程度のものです。中に何が写っているのか、今はわかりません。「大発見」なのか、すでに残されている(と言われている)「NIPPON」の一部として使われている映像なのか。
一か八か復元してみるか、もしかしたら未発見映像かもしれないし・・・とはなかなかいきません。お金がありません(笑)。


昨日5月20日は、祖父 牛原虚彦の31回目の命日でした。
これまで、かろうじて全編残っている「若者よなぜ泣くか」、「進軍」については、一昨年までゴールデンウィーク期間中に神保町シアターで開催されていた「松竹の巨匠たち」シリーズなどでスクリーンで観てきましたが、残された映画があまりにも少なく、私にとってはもう「在庫切れ」です。
この「大都会 労働篇」、再びこの映像を観ることができる日がくるのでしょうか? まずはフランスに飛び「NIPPON」を確認することから始めてみようかと考えています。

大都会労働篇神戸BLOG



大都会 労働篇(松竹蒲田/1929)
原作脚色:小田喬 撮影:水谷文二郎
出演:鈴木伝明 藤野秀夫 田中絹代 新井淳 横尾泥海男
(5月18日封切 浅草電気館10巻)
(キネマ旬報ベストテン第9位)
プロフィール

牛原 陽彦(うしはら はるひこ)

Author:牛原 陽彦(うしはら はるひこ)
◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  

父 牛原陽一(うしはら よういち、Youichi USHIHARA)監督が亡くなって33年、祖父 牛原虚彦(うしはら きよひこ、Kiyohiko USHIHARA)監督が亡くなって25年、多くの情報があふれる中、2人について正しく伝える媒体が少ないのが現状です。

私、牛原陽彦が、祖父、父より引き継いだ資料、書物、当時の新聞などをベースに、2人の仕事、活動を正しく記録すべく、当ブログを開きました。膨大な資料から、作品、活動を振り返ります

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