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発掘された映画「海浜の女王」 8月4日逗子文化プラザホールにて上映

8月4日(日)14時 
逗子文化プラザホール(神奈川県逗子市)にて「海浜の女王」

海浜の女王逗子フライヤー


蒲田モダニズムを代表する名コンビ、牛原虚彦監督・鈴木傳明主演の
「海浜の女王」(松竹蒲田 1927年製作)が、8月4日、神奈川県の逗子文化プラザホールで上映されます。

http://www.bunka-plazahall.com/moyosi/1308.html#06



この作品、二枚目俳優 鈴木傳明氏が”女装”をするということで当時、非常に話題になり、また、松竹蒲田の「ドル箱」といわれたヒットメーカー牛原虚彦・鈴木傳明コンビ映画でもあったことから、文字通り大ヒットした作品。

牛原虚彦作品は、ほとんど現存しないばかりか、発掘もされない・・・と長らく言われてきていた中で、実は、公開からおよそ80年という長い年月をおいて、奇跡的に”出てきた”映画なのである。

オリジナルは6巻モノ、しかし”出てきた”フィルムは「松竹グラフ版」として当時市販された16ミリの短縮版、ある地方の旧家の蔵から発見され、それを復元したものなのだ。

「虚彦・傳明コンビ」の貴重な現存作品の一つであり、さらに共演の女優さん、若くして引退した伝説の”モガ女優”といわれた柏美枝さんを観ることができる唯一のフィルムでもあることから、2000年代のいまでも、この映画を取り巻く話題が少なくない。



オリジナルの公開から80年の歳月を経て2010年にはイタリア「ポルデノーネ無声映画祭」に出品されたり、現在も日本をはじめ、世界各地の映画ファンにむけて上映され続けている作品だ。そして、本映画のロケ地が鎌倉であったという関連から、今回の上映となった。

なお、この作品の復元は、「特定非営利活動法人 映画保存協会」を中心とした関係各位の大変な努力が実ったものである。

●映画保存協会 映画の里親第二回作品
●フィルム提供=財団法人鎌倉市芸術文化振興財団
●復元協力=日本大学藝術学部映画学科

不思議な縁を感じるのは、復元に絶大なる協力をしてくださったのが、日本大学藝術学部映画学科であったということ。映画監督引退後、映画学科で教鞭をとった牛原虚彦の元教え子である先生方のご協力で大学の現像場でこの映画がよみがえったのだ。


なお、今回の逗子文化プラザホールでは、サイレント映画ピアニスト柳下美恵さんによるピアノ生伴奏とともに上映される。柳下さんは、イタリア・ポルデノーネ他海外映画祭出品の際も、本映画の伴奏を担当されている。

お時間のある方、ご興味のある方は是非、観にいらしてください!
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プロフィール

牛原 陽彦(うしはら はるひこ)

Author:牛原 陽彦(うしはら はるひこ)
◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  ◆  

父 牛原陽一(うしはら よういち、Youichi USHIHARA)監督が亡くなって33年、祖父 牛原虚彦(うしはら きよひこ、Kiyohiko USHIHARA)監督が亡くなって25年、多くの情報があふれる中、2人について正しく伝える媒体が少ないのが現状です。

私、牛原陽彦が、祖父、父より引き継いだ資料、書物、当時の新聞などをベースに、2人の仕事、活動を正しく記録すべく、当ブログを開きました。膨大な資料から、作品、活動を振り返ります

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